• 日常の中の創造

    クリエイティビティは種か雑草か?哲学的な散歩

    創造性って何だろう?この問いを考えるとき、私はよくSEED SHIPの小さな空間を思い浮かべます。3階のラウンジで、窓から見える東京の空を眺めながら、いろんな人がここで何かを生み出してきた姿が頭に浮かぶ。でも、その「何か」が生まれるときって、いつも計画通りじゃないんですよね。ある日はワークショップで絵を描くつもりが、ただおしゃべりに花が咲いて終わる。別の日は、誰かが何気なく弾いたピアノの音から、突然みんなで歌い出すなんてことも。この場所を「種を見つける場所」にしたいと思ってきた私にとって、創造性がどうやって育つのかは、ずっと気になるテーマなんです。

  • カテゴリ: 芸術コミュニティの考察

    東京のアートシーン:枠が多すぎて窓が足りない

    東京のアートシーンって、すごいですよね。ギャラリーが立ち並び、アートフェアが毎年のように開催されて、世界中からアーティストやコレクターが集まってくる。六本木や銀座を歩けば、洗練された展示空間がそこかしこにあって、まるで芸術が街の一部みたい。でも、私がSEED SHIPを運営しながら感じることって、実はちょっと違うんです。確かに華やかで、確かに才能も集まってる。でも、どこか息苦しい。この街のアートシーンには、枠が多すぎて、窓が足りない気がするんです。